ガラパゴスMBAはお好きですか?
なんだ、この色は!
この鳥はガラパゴス諸島に住む「アオアシカツオドリ」といいます。ダーウィンもびっくりのガラパゴス固有種です。でも、足の青い彼らはこれが普通だと信じこんでいるはず、なぜならガラパゴスから出た事がないから。
そういえば今や懐かしいガラケー、日本の電機メーカーに勤務するお父さんたちが徹夜して開発してきた、まさに日本男児の汗と涙の結晶《クリスタル》と言っても過言ではありません。どうでもいい話ですが、私が初めて手に入れたケータイはmova NⅡ HYPER《1995》、そのシンプルかつ洗練されたフォルムにシビレっぱなしでした。その後、日本のケータイ産業は巨額の開発費と大規模な市場調査を武器に、顧客ニーズを最大限反映しながら合理的にガラパゴス的進化をとげ、その結果、異国の地からやってきた「スマホ」という黒船によって駆逐されてしまいました。
実はケータイ《携帯》と同様に、キョーイク《教育》にもガラパゴスが存在します。恐ろしいことに、このガラパゴス状態の中にいる人たちにとっては、自分たちの教育が絶対的であり、それ以外の価値観にはほとんど興味も関心も持たないのです。日本の多くのMBAではヘンテコな独自の判断基準で、世界に全く通用しない教育が行なわれているのですが、近く黒船がやってきます。そう国際認証です。
ガラパゴスMBA、珍しいのは大いに結構ですが、世界では戦えません。