中小企業診断士とは

中小企業診断士とは、法人数でカウントした場合、企業の99%以上を占める中小企業の経営を支援するために必要な知識・技術を取得することを主たる目的とした資格となります。近年、MBA取得を検討される方の中に「中小企業診断士」の受験を考えておられる方をお見かけします。日本国内では、中小企業診断士の二次試験の免除が可能となる大学院教育が「中小企業診断士登録養成課程」とよばれ、いくつかのMBAプログラムがこの課程として登録されています。

確かに中小企業診断士の養成に求められる要素の多くは、MBAカリキュラムに通じるところがありますが、異なる要素も多くあります。例えば、前者は客観的な「診断・助言」にフォーカスしているのに対し、後者はそれに加えて「リーダーシップ・企業倫理」など主体的な行動に関する教育も行います。

Written by

栗本博行

神戸大学経営学部卒業後、大阪大学経済学研究科にて修士/博士（経済学）を取得。製品開発戦略を主な研究対象とし、規格競争分析に関する論文を多領域に亘って執筆。近年は事業継承に関する研究に取り組む（事業承継学会理事）。ビジネススクールではEMBA/MBAプログラムの立ち上げから運営まで幅広く携わる。

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