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MBA国際認証とは何か《AMBA》2018

#AMBA #国際認証

ストックホルムにて開催されたMBA国際認証団体のDean's Conference2018に参加してきました。今後のMBA認証の方向性に関するセッションがあり、MBAの認証校を増やすことはクオリティを下げることに繋がり、ひいては認証校のMBAのブランド力を下げることになるので、もうこれ以上は大きく認証校を増やさないというポリシーです(汗)。同時に認証校に対して更なる国際性を求めるという点についても説明がなされました。国際認証団体として英語によるMBAプログラムの提供、英語コンテンツの比率、国際教員、国際学生の比率などあらゆる側面における国際性を厳格に高めていきたいという方針です。

こうした国際性豊かなMBAプログラムを豊富な実務経験を有する社会人に対して提要し、教育上の成果を確保することが出来るビジネススクールのみがAMBA認証を取得することが出来るという趣旨です。日本を含め、非英語園のアジアのMBAプログラムにとっては相当荷の重い課題ですが、それが出来るMBAのみが生き残れるという意味として受け取りました。

AMBAは世界に通用する「MBAとは何か」を中心に認証基準を構築している世界でも数少ない団体なので、冷や汗たっぷりのセッションで相当疲れましたが、その他にも、ホログラムを駆使したディスタントラーニングの実演やMBAランキングに対する批判など、ビジネススクール運営側にとって悩ましい話題を扱うセッションがあり、有意義な時間を過ごしました。

AMBAカンファレンス終了後には、AMBA国際認証の代表を務めるアンドリューとプライベートに食事する事になり、最近の他の国際認証の動向や、アジアで活動するビジネススクールに対する思いを本音ベースで語り合うことが出来てとても貴重な時間を過ごしました。何を話したかは・・また後日。

The Association of MBAs《AMBA》

1967年にロンドンで設立されたMBA教育に関する国際認証機関(代表:Andrew Main Wilson)で、世界で主要な三つの認証機関の中の一つとして世界中のビジネススクールがその認証取得を目指しています。世界54カ国に拠点を置き「大学院レベルの経営教育に関する品質保証」を与える役割を担っています。2016年11月時点において世界におよそ12,000校あるビジネススクールの約2%である70カ国258校が認証を取得し、日本では名古屋商科大学大学院のみが2009年に認証されています。


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