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スターウォーズの事業承継

スターウォーズとMBA

画像出典 wikipedia

昨日ついにスターウォーズエピソード7(EP7)が全国同時に解禁となりました。ご存知の方も多いと思いますが、スターウォーズの過去を振り返ると、アナキン3部作(EP1-3)とルーク3部作(EP4-6)とで作品のテイストが大きく異なっていた点が話題となっていました。原点であるEP4が1977年に公開されたことを考えると、CGの技術革新に伴って表現できる幅が広くなり、それらを多用した結果、1999年に公開されたEP1に始まるアナキン3部作がどこかファンタジーな世界観になってしまったという批判です。要はEP3とEP4との間でのギャップが大きすぎて、同じ「映画」のはずなのに、同じ「世界」に見えない、という批判です。

MBA的な視点では、レイ3部作(EP7-9)が一体、どちらのテイストを継承することになるのかとても気になる点であります。というのも、作風が違うとはいえ、EP1-6は、スターウォーズ生みの親であるジョージルーカスの監督の下で製作されているので、作品の「不連続感」に対する批判は、所詮「疑問視」程度にしかなりません。それに対し、レイ3部作においては、監督がジョージルーカスから、エイブラムスにバトンタッチされ、いわゆる「事業承継」が行われているため、前任者としてのルーカスが築いた、保守派(ルーク派)と革新派(アナキン派)双方の批判に耐えなければならないためです。

シリーズエピソード公開監督脚本
アナキン11999ルーカスルーカス
アナキン22002ルーカスルーカス
アナキン32005ルーカスルーカス
ルーク41977ルーカスルーカス
ルーク51980カーシュナーブラケット & カスダン
ルーク61983マーカンドカスダン & ルーカス
レイ72015エイブラムスカスダン & エイブラムス & アーント
レイ82017ジョンソンジョンソン
レイ92019トレボロウジョンソン

ビジネスにおいても事業承継においては、旧経営者が実践してきた要素のうち、継続すべき要素と刷新すべき要素を峻別することが、新経営者に求められます。既存顧客を大事にするために、旧経営者の経営スタイルを踏襲するあまり、新規顧客を獲得できずに衰退させてしまう経営者、一方で、新しい要素を取り入れすぎて流行を追いかけるあまり、既存顧客を失ってしまう経営者。どちらも極端ではありますが、両者の要素をどう組み合わせるか絶妙なバランス感覚が求められます。

そのバランス感覚を保つための方策がマネジメント層の人選となります。EP5,6の脚本家の「ローレンス・カスダン」が30年という時を経て今回のEP7の脚本家として復活し、監督のエイブラムスも脚本家として参加している点であります。伝統の要素をローレンスが担当し、革新の部分をエイブラムスが分担する絶妙なキャスティングであり、事業承継の場面でもよくみられる手法です。こうみるとレイ3部作となるレイ3部作は、アナキン3部作よりもルーク3部作のテイストを重視した傾向になることが予想されます。個人的にはミレニアムファルコン号のアップデートが楽しみです。というのもデススター破壊ミッションのために、EP6の後半で上部の丸型アンテナが破壊されているためです。

余談となりますが、監督兼脚本のエイブラムスは、スターウォーズよりもさらに古い「宇宙大作戦(スタートレック)」の導入作(スターウォーズでいうアナキン3部作)を成功させた功績があります。1966公開のスタートレックは単なるSF映画というよりも、知的好奇心を掻き立てる要素が強いため「トレッキー」と呼ばれる強烈なファンが多く、ある意味スターウォーズよりも難しい仕事だったかもしれません。


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