MBA奨学金とは

MBAの奨学金には大きく分けて免除型と給費型の二種類が存在します。減免型奨学金はビジネススクールに支払う授業料そのものが一部減免されるものであり、後者の給費型奨学金は一旦全額をビジネススクールに支払った上で、その後に一部が受講生に給費されるものです。受講生の負担額はどちらの奨学金でも実質的に同じですが、欧米のビジネススクールでは給費型が一般的です。奨学金の選抜方法は、入学試験、GMATのスコア、もしくは在籍中の成績（GPA）に応じて、上位の方から順に指名されます。また、成績優秀者は2年間ではなく1年間でMBAを取得できる早期履修制度を持つビジネススクールも多く、その場合は授業料が半分になる免除型奨学金といえます。

したがって、優秀な成績である事が奨学金の授与資格となりますので希望者が優先されるような性質のものではありません。一方で、成績に関わらず申請可能な公的組織による奨学金もMBA進学時に利用可能です、その場合は所得による制限が存在する事が多く、さらにMBA取得後に返済を開始する事のできるローン方式（金融機関提携型）の学費サポートも豊富存在します。

神戸大学経営学部卒業後、大阪大学経済学研究科にて修士/博士（経済学）を取得。製品開発戦略を主な研究対象とし、規格競争分析に関する論文を多領域に亘って執筆。近年は事業継承に関する研究に取り組む（事業承継学会理事）。ビジネススクールではEMBA/MBAプログラムの立ち上げから運営まで幅広く携わる。

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