ビジネス公開講座を開催しました。平成26年度春学期の全4回は『日本企業を考える』をテーマにお送りしています。
第92回は『グローバル経済が日本企業の業績開示に与える影響―日本の会計制度の観点から』と題して、株式会社ジャフコ常勤監査役で公認会計士の吉村貞彦氏にご講演いただきました。

現在日本企業が業績開示をする際に使用する会計基準は、日本基準・米国基準・IFRS基準（国際会計基準）の複数から選択する事ができます。各基準で費用処理の方法が異なり企業の業績の比較が一見しては難しい状況となっています。
グローバル化が進む中、資本市場における財務情報の国際的な比較をしやすくするために日本でもIFRSの導入が加速しています。

日本企業のIFRS導入の現状や、それに伴う議決権行使助言会社の存在感の高まりなど、日本の会計のトレンドを理解できる貴重な講演でした。
参加者からは「新聞で見たことはあってもなかなか理解できていなかった会計のことが理解できて為になった」との感想をいただきました。

次回は、8月27日(水)18:30〜20:15
『年金問題と日本企業―企業年金も自己責任の時代へ』と題して、社会保険労務士の熊井憲章氏に講演していただきます。皆さまが気になる年金がテーマです。

ビジネス公開講座はどなたでもご参加いただける参加費不要の講座です。
是非お越しください！