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ケース・翻訳ネットワークにて国会議事堂を参観

#ネットワーク #野坂和夫 #税理士 #翻訳

ケース・翻訳ネットワーク

本学の税理士養成課程では、判例研究や模擬裁判を通じて、内閣(行政)と裁判所(司法)のケースを深く学んでいます。
本学で学んだ知識を元に、三権分立の一つである国会(立法)についても、より学びを深めるため「第4回ケース・翻訳ネットワーク」では、国会議事堂を訪問しました。



 訪問日前日に、令和3年度総予算議決と所得税法改正案等議決が参議院本会議場で行われることが決定したため、急遽、参観の開始時間が早まったり、予定していた衆議院の参観延期になるなど、国会が目まぐるしく動いていることを実感しました。会議場で可決された予算および法律案については、日本国民である以上、全員が遵守しなければならないことを考えれば、非常に重要な場での学修体験となり、予算委員会採決の傍聴では、菅内閣総理大臣を遠くから直接謁見できる機会にも恵まれ、皆さん感動されていました。
 本ネットワーク活動の懇談には、公認会計士・税理士でもある若松かねしげ参議院議員が多忙の中対応してくださり、若松議員は、あらゆる職種に精通し、多岐に渡る職種の参加者一人一人から会話を引き出し、闊達な議論が行われました。そんな若松議員を拝見し、自身の専門外であっても様々なビジネスケースを基にディスカッションを行い、共に授業を創っていく一つのヒントを頂いたようにも感じられました。今回は、国会の会議録(速記)をはじめ、国の書類等の翻訳(英訳および和訳)はどのように行われているのかインタビューし、国家水準の翻訳について学修することを目的にしていましたが、参議院本会議により、国会の会議録(速記)は翻訳していないという事実確認に留まりました。次回以降に、衆議院参観を予定しているため、国家水準の翻訳について学修したいと思っています。
 今回の、フィールドワークでは、日常的に関わらない業種を学修体験をすることにより、書面だけからは得ることが難しい現場の動きを見る非常に有意義な時間となりました。異業種を知り、時に想像力を働かせ、読み手に伝わるようなケース翻訳はもとより、ビジネスケース作成にあたっても大変貴重な機会となった様子です。


野坂 和夫准教授のプロフィール