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ネットワーク活動レポート

Network Report

《大阪》戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会が開催されました

製薬医療ネットワーク #製薬・医療ネットワーク部会 #長沢雄次 #ネットワーク

戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会


2019年10月27日(日)大阪校では長沢雄次教授が発起人となり設立された「戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会」が開催されました。在学生・修了生が集まり、事前に提示された3つの議題についてグループ毎に分かれてディスカッションや発表を行いました。

今回提示された議題は次の3つです。
・自治体と地域包括システム、民間企業の関り方
・医療機器業界の貸出・預託ビジネスの是非~消耗品の在庫は誰のものか~
・過渡期を迎えた製薬業界で生き残るための人材戦略を考える


このネットワークには製薬・医療業界に従事している在学生や修了生を中心に、東京、名古屋、大阪に400名を超える会員が在籍しており、東名阪のキャンパスで定期的に会合が開かれています。研究会に参加するのはヘルスケア業界に従事する人達だけではありません。自身の見識を高めようと、コンサルティング、製造、流通、サービス業など、幅広い業界の方々が参加され、今後の医療について意見が交わされました。ヘルスケア業界の方にとっても、他業界の考え方に触れることで新たな発想や気づきが得られる場となっています。


これからの社会における病院の維持を考える


地域包括ケアシステムは、健康な状態から病気の回復まで人々の生活と深くかかわってきます。実際に地域で行われている取り組みを取り上げてみると、システムとして上手く動いていない点や公立病院と民間病院が乱立している点など様々な問題を抱えています。


高齢化が進み、税収が少なくなっていくこれからの社会で、病院を維持するためには、どのように変えていくべきなのでしょうか?
会員による問題提起を基に、現状の病院やケアシステムが抱える問題や課題が何か、公立・民間病院の役割とは何か、また民間企業とどのように関わっていくかについてディスカッションを行い、熱い議論を交わしました。ガバナンスや、政治的要素、民間企業との連携など様々な点に着目した意見が挙がりました。


その後の議題についても、日進月歩の技術革新を続けるヘルスケア産業界において、様々な観点からの意見が飛び交いました。また、戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会では、在校生や修了生の交流も活発に行われ、在学中だけでなく修了後も続く相互交流やネットワークの構築、学びの場として活用されています。


長沢雄次教授について
米国ハーバード大学経営大学院修士課程修了(MBA)。日商岩井株式会社経営企画部にて全社経営戦略策定、通信事業部ニューメディアにて情報通信&マルチメディア分野の営業第一線で活躍後、ニフティ株式会社にてインターネットビジネスの戦略的展開に従事。ソフトバンク株式会社入社後、ジオシティーズ株式会社COO,カーポイント株式会社副社長として、インターネット事業立ち上げを指揮。PwCコンサルティング株式会社ダイレクターとして情報通信・メディア・エンタテイメント企業の経営コンサルティング従事。その後、株式会社ライブリッジ、ITベンチャー株式会社テック・インデックス社長に就任。大学院では、ベンチャー経営、経営戦略、マーケティングを専門とし、「戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会」の設立や、ヘルスケアMBAの策定も行う。