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MBAの歩き方《批判編》

MBA教育の価値とは何か?そんなインタビューが最近ありました。MBAに対する批判が存在することは承知していますし、私自身「MBA」がリーダー教育として万能ではない(欠点も含んでいます)ことは承知しています。そういったMBAに対する多くの批判を丁寧に読んでみると以下の3点に集約できると思いますし、これらは実際にMBAを比較/検討する上で重要なポイントだと考えています。

MBA教育に対する批判

  1. 間違った対象
  2. 間違った内容
  3. 間違った手法

間違った対象

実務経験が少なく(もしくはゼロ)実践知が不足している参加者に対する「MBA教育」に対する批判は根深く存在します。マネジメント教育は仮に実務経験がなくても可能ですが、本来のMBA教育が目指すマネージャ育成のためには最低でも実務経験10年は必要でしょう。したがって平均年齢が30代のMBAが適正と考えています(EMBAであれば40代)。また、仕事を中断してMBAに参加するスタイルよりも仕事と両立しながらMBAに参加するほうが健全という意見も根深く存在します。

間違った内容

MBAは再現性(統計学的な正確さ)というサイエンスを愛する教員が分析方法を教えている、という批判です。経営分析やフレームワーク大好き人間を育成してもビジネスは生まれないという批判もあります。全く同意です、サイエンス(科学)、アート(美学)、クラフト(経験)とのバランスこそが重要なので「美意識」や「倫理観」を討論することのできるMBA教育を選択すべきです。

間違った手法

MBAの教育手法として「ケーススタディ」を連想しがちですが、私達はケースに登場する企業の経営者でも、その従業員でもありません。教育手法として必要なのは「ケースメソッド」なのです。ケースという共通情報をもとに、自分が当該企業の主人公なら、その限られた情報でどう判断するか、そしてそのケースから一体何を学ぶか?という「内省」するプロセスが重要なのです。


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