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MBAのケース試験とは何か?

MBAでは一体どんな試験(入学試験ではなく在籍中の試験の話です)が行われているのか、多くの方々が関心を持っておられると思いますが、その情報は公開されていないので今回ご紹介したいと思います。そもそもMBAの講義は参加者による主体的な議論を重視しているため、教科書や講義内容に関する記憶を重視したいわゆる定期試験というものは存在せず、参加者個人による講義への貢献度が成績を大きく左右することは、以前にも記事として紹介いたしました。そこで今日は、挙手による発言以外の評価方法についてご紹介したいと思います。

MBAには「ケース試験」というものが存在します。その名の通り、ケースを利用した試験にほかなりませんが、注目すべきはその試験時間。皆さんんご存知のハーバードビジネススクールではなんと「4時間15分」にわたる長時間のケース試験を実施、MBA学生は教室でケースと格闘します。もちろん、その間はディスカッション禁止、インターネット閲覧も禁止、おそらく携帯によるヘルプも無理でしょう・・・。利用可能なものは持ち込みを許可された教科書のみとなります。

MBA講義の「予習」であれば、クラスメイトと相談しながらケースに関する準備を行うことは可能です。しかしながら、ケース試験の場合は、与えられたケースは調べようにもその手段が与えられません。最悪?の場合はケースが架空の企業であったりすることも多く、事前知識すら通用しないこともあります。したがって、もし自分がケースの登場人物の当事者であればその課題に対してどういう判断を下すか、ということを即興でまとめ上げる必要があります。

このケース試験、実践的であると同時に、答えが存在しない回答になりますので、実は採点する教員も真剣勝負です。日本国内のMBAでケース試験を行っている所はまだほとんどないと思いますが、皆さん一度チャレンジしてみませんか?


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