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MBAを始めたのは誰?

世界初となるビジネススクールはパリにある「ESC(1819年12月1日)」です。1819年当時のESCは経済学者と事業家のグループによって作られたばかりで、まだ国の認可を受けた学位プログラムではありませんでしたが、現在ではESCP Europeとして学部生200名、大学院生4000名という欧州を代表するビジネススクールです。

ビジネススクールと一言でいっても、学部教育、大学院教育、非学位教育、と大きく3つに分類され、さらに、扱う領域も「経営学」全体を扱うジェネラリスト養成型もあれば、「金融」のみを専門的に扱うプロフェッショナル養成型も存在しますので、ビジネススクール=MBA教育と考えるのは誤りです。極端な場合、営利企業がビジネススクールを提供する場合もありますので、ビジネススクール=大学機関という図式すら成立しません。

1819 - ESC Paris
1846 - Glasgow Athenaeum Commercial College
1881 - Wharton School of Finance
1898 - California and Chicago
1900 - Tuck School of Business (Dartmouth) 1st Graduate School
1902 - School of Commerce at University of Birmingham
1908 - Harvard Business School (first MBA?)
1943 - First Executive MBA (EMBA) program

大学院レベルでのマネジメント教育をスタートさせたのはWharton(1881)ですが、教育内容が金融に特化していたという意味で「MBA」ではありませんでした。したがって大学院レベルでの包括的なマネジメント教育が行われたのは、ダートマス大学のTuck School of Businessとなります。しかしながら、その学位は「Master of Science in Commerce」であったので厳密には「商学修士」であり、実質的にはMBA教育に限りなく近いとは思いますが「MBA」という学位を授与したわけではありませんでした。

そして学位名として「MBA(Master of Business Administration)」を使い始めたのは、Harvard Business School(1908)であろう、というのが国際認証の会議での共通認識です。

このように厳密な意味でMBAを授与しているか否かは別にして、それが実質的にMBA教育に相当するのかそうでないのか?と判断する基準が求められ、1916年には「AACSB - 国際認証」が誕生しました。何をもってして質の高いMBA教育といえるのか、皆さん興味ありませんか?


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