今日は大晦日なんとなくバラエティを見るのもいですが、MBA流のクリティカルシンキングを発揮したケースメソッド（課題と状況設定）でスターウォーズを見た場合、一体レイの両親は誰なのか？を考えてみると予想外の結果が出てきそうです。まず、フォースの使い手である「フォース感知者」に対して、以下の要素を適用しながら総合評価のための数値化を行っていきたいと思います。

《容姿》としての評価軸は、身長、肌の色、髪の色、言葉の訛などであり、いくつかの選択肢の評価は下げましたが除外することはしません。その理由は、アサイメントは可能性としての「順位」を求めていたからです。

《隔離》としての評価軸については、仮にレイがダークサイドの生立ち（選択肢3-6）であれば、主だったジェダイなき今、ファーストオーダーの基地で育てられれば最も安全なので、そもそも隔離される積極的な理由が見当たりませんので△。またレイは「隔離」ではなく砂漠の星に「放置」された状態にも見えます。ルークも父ダースベイダーの影響を受けないように辺境の惑星に隔離されてはいましたが、親類と普通に過ごしていました。とするとレイは、なんらかの理由で「拉致」されたが、幼いため殺害されずに「放置」された可能性が高くなります。

《脅威》としての評価軸では「ライバル」に対する脅威度合いを示しています。レイは特段の訓練をせずとも、見よう見まねでマインドコントロールや離れたライトセーバーを引き寄せるなど、レイのフォース（ミディクロリアン値）はアナキンもしくはヨーダ並のいわゆる「フォースにバランスをもたらす選ばれし者」レベルにあります。そうなると、スカイウォーカー家の直系もしくはシスのトップレベルの家系と考えるべきです。

こうして総合評価（◯=3,△=2,✕=1）が求められ、父ルーク説と母レイア説が同スコアで残る事になりました。興味深いのはルークもしくはレイアでなければ、シスの子孫であることを示唆しているという事実。

ケースファクトから合理的に推測できるのはここまでで、最後に個人的な推測を加えるならば、レイアがレイと最終的に対面した時に抱擁している事実の解釈。本来であれば、レイアは自らの息子であるベン《カイロレン》の手によって夫のハン・ソロを失ってしまいました。したがってハン・ソロと長年の友であったチューバッカと抱擁して悲しみを分かち合うべき所、レイアはまっ先に「初対面」のはずのレイと抱き合っているのです。そのあたりで、レイアとレンの特別な関係が透けて見えてきます。

とすると、レイアが母親で兄妹でルークおじさんの下でフォースの訓練を行っていたが、レン騎士団に襲撃された際に兄に命は助けられたものの、最高指導者スノークの元に連れて行くわけにはいかず、辺境の惑星に放置されたという可能性が高くなります。レイアは娘のレイが死んだと思っていたので、まっ先に抱き合ったのではないでしょうか？答えは来年ですね。

スター・ウォーズファンの皆様、良いお年をお過ごしください。