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《連載コラム》部長を辞めて教授になったMBA⑭:Quadrangle Buildingの卒業式

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シドニーの賃貸住宅事情
シドニーでの家さがしは過酷です。ゴールドコーストを出発してから、Coffs Harbour 、Port Macquarie 、Newcastle、と経由し、やっとシドニーに到着しました。そこで最初にしなければならないことは家さがしです。決め手は毎週日曜日に発行される「Sydney Morning Herald」新聞の「For Rent(貸します)」の広告でした。それには週末に催される賃貸物件の内覧会の予定物件が記されていました。内覧会では通常空き部屋一室に対して、20名から30名の申込者が見学に来ていました。内覧して気に入ったら申込書を提出します。申込書には国籍、職業、年収、同居人、ペットの有無、喫煙の有無、保証人などを記入します。オーナーはその中で最も良い借り手を選択します。部屋にもよりますが、人気のあるノース・シドニー周辺(ハーバーブリッジを挟んだオペラハウスの対岸地域)の競争率はおよそ20倍、たかが賃貸の物件を探すのですらこの状況です。賃貸需要に供給が全く追い付いていないのです。

豪州の最古の大学
大学院での国際学(International Studies)の授業はオセアニアを中心とした「国際ビジネス」と、政策の議論を中心とした「国際関係論」のミックスされたようなもので、非常にAcademic(学術的)なものでした。MBAがPractical(実務的)であったのに対して、真逆とも言えるアプローチです。それまで豪州で唯一の私立大学で学んでいた私は、豪州最古の歴史をもつ(言い換えれば歴史に胡坐をかく)伝統的州立総合大学との雰囲気の違いに戸惑いました。マンモス公立大学の官僚的なムードが、ここかしこに感じられたからです。大学の教務や学生課のスタッフも、総合病院の会計係りのように事務的でした。最も驚いたのは、事務員のミスで卒業セレモニーの証書授与リストから私の名前が漏れていた時でした。指摘すると、「今度の卒業セレモニーはすでに満員なので、次回(半年後)に回します」とのこと。留学生はビザが切れると不法滞在になるので、おいそれと半年後のセレモニーに回してもらっては困るのですが、そんな事情は全くお構いなしです。

大学の事務に限らず、こういったサービスレベルの低さは豪州のいたるところで感じることです。確かに日本のサービスレベルは驚くほど高いことは周知ですが、人口密度が低く、熾烈な競争が発生しにくい豪州のような状況では、競争によるサービスの向上は期待できません。「所詮こんな程度か」とあきらめて(慣れて)しまえば楽なのかも知れませんが、なかなかそうゆう隠居者のような達観した心境にはなれないものです。

3度目の卒業式
卒業式は何度経験しても良いものです。そこには別れの美学があるのかも知れません。ハリーポッターの映画に出てくるような歴史を感じるQuadrangle Building という記念館で、卒業セレモニーは厳正かつ格式高く行われました。観光スポットにもなっているその荘厳な建物の内部での式典は、なるほど人気でいっぱいになってしまう理由も分かりました。事務員のミスで半年先の卒業式に回されてしまったおかげで、同席してくれるクラスメートは誰一人いません。たったひとり卒業式の参列者として来てくれたのは、卒業後もシドニーに残っていた、南国のTuvalu(ツバル)という島国で国費で留学していたTAU(タウ)という大きな男でした。ツバルと言う国は地球温暖化の影響で水没の危機にあります。彼はツバル国の公務員としてそのための任務についているとのことでした。続きは次回のコラムにて。To be continued. Stay Tuned…

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