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ケーススタディに正解はあるのか?

ケーススタディ(正式には「ケースメソッド」)には3つの暗黙のルールが存在します。今日はこのあたりを解説していきたいと思います。特に1番目は参加者・講師がともに最低限守るべきポイントなのでよく理解して頂きたいと思います。

1. 正解や不正解はない
2. 発言はクラス全体に対して
3. 講義への貢献度を評価反映

ケーススタディで与えられるケースの場面は過去であり、既にその主人公の意思決定は終了しています。陥りやすい罠として、その主人公が一体どういう決断を行なったのか?に興味を持ちすぎてしまう点です。ケーススタディの醍醐味は主人公がどう決断したかを「当てる」のではなく、参加者の「あなた」ならどう決断するかを考え/議論することにあり、正解探しではないという点です。

・あなたが主人公なら中国市場に参入するか?
・あなたが主人公なら後継者をA氏に指名するか?

MBAに経営学を学びに行くのに「正解がない」とはどういう事?と思われるかもしれませんが、例えば、1+1=2という単純計算が成立するのは限られた場合のみで、経営者は1+1=3というシナジー効果を期待し、現場では1+1=1にしかならない現実も多いのではないでしょうか?経営学に正解があるとするならば、それは「唯一絶対の答えはない」になるかと思います。正解を教えるのは実に簡単な事です、なので正解を教えようとしない「ケーススタディ」は実践するのが難しいと同時に奥が深いのです。


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