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睡眠と学修パフォーマンス

#MBA #女性 #キャリア

ようやく大学も夏休みです!皆さんはどのように過ごされるのでしょうか。

私は、これを機に健康管理を強化したいと考え、Fitbitという体活動計を購入しました。腕時計のように装着し、スマホと連動して、運動量、心拍数、歩数、消費カロリー、睡眠の質などを測定してくれます。特に睡眠については、睡眠の深さを4段階に分けて記録してくれるというスグレものです。

測定するからには良い数値を出したかったので、睡眠時間を少し長めにしてみました。ところが測定して愕然、それでも平均的な睡眠時間より2時間も短く、しかも、深い眠りは、睡眠時間全体のわずか10%程度となっていました。実は平均的な成人女性でも深い眠りは寝ている時間の8〜16%に過ぎず、逆に12%〜24%の時間は、知らないうちに目覚めてしまっているとのことです。つまり、長時間寝ているつもりでも、いつの間にか睡眠不足の陥っていることもありうるのです。

そうした睡眠不足がパフォーマンスにどんな影響を与えるかを測定した有名な実験があります。スタンフォード大の男子バスケットボール選手10人に、40日、普段の睡眠時間よりはるかに長い10時間ベッドに入ってもらった後、短距離走の速度やフリースローの精度などを測定しました。すると、16.2秒だった短距離走は0.7秒縮まり、10本中8本決まっていたフリースローはさらに0.9本も増えたそうです。皆さんもたっぷり寝た後のレポートのデキがよかったような経験があるのではないでしょうか。

さて、睡眠の質を測り始めて、深く眠れる日にはいくつかの共通点があることに気づきました。まず、当然ですが、かなり運動した日。でも、睡眠直前の激しい運動はダメですし、運動後のアルコールもNGです。

次に、あまり早く寝ても眠りは浅くなるようです。深い睡眠は、入眠後90分前後に訪れるので、その時間帯が通常は活動しているような時間だと、せっかく早く寝てもあまり深く眠れません。

そして、横になったら、眠くなるような環境を作ること。つい熱中してしまうようなサスペンスや興味深い書類などを読んでいると、脳が刺激を受けてしまいなかなか寝つけません。

ということは、夜寝る前に講義の予習を行う時には、まず興味を惹かれるものを先に読み、その後で興味が持てないものに移るのがいいかもしれません。いつの間にか心地よい眠りにいざなわれ、翌朝快適に目覚めることができるでしょう。

これらを実行することで、睡眠の質が向上し、ひいては学修のパフォーマンスも向上するかもしれません。睡眠は思っている以上に重要です。…しかし、だからと言って、私の担当科目の資料を”睡眠導入剤"に選ばないでくださいね…(笑。


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