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MBAとアートの関係

マグロがどうした?と言われそうですが、今回は銀座の鮨屋の話ではありません。それはまた次回にしましょう。今回はアートの話です。海外で美大がMBAを始めたというニュースを目にしました。

皆さんはビジネススクールはご存知でも「デザインスクール」をご存知でしょうか?デザインスクールとはいわゆる芸術系の大学院教育課程を指すのですが、そこでは「新しい作品/要素/技法を生み出す」ために必要となるクリエイティブな発想や思考プロセスが重視されます。要は「アート」の世界です、ただし、このアートというのは「芸術」というより「直感」が近い意味でして、冒頭の美大によるMBA教育も「アートxビジネス」を重視しているようです。

これは私の大好きな書籍「MBAが会社を滅ぼす」の著者であるヘンリー・ミンツバーグの主張ですが、マネジャーの正しい育て方は「サイエンス(科学)」に偏った教育ではなく、もっと「クラフト(熟練)」や「アート(直感)」を重視すべきだという主張に通じています。

とはいえ、芸術家を目指している訳ではない私達が直感力を高める具体的な方法といえば・・・手が勝手に動いて絵を描く人と食事するとか(恐怖ですね・・・私は無理です)、「月刊ムー」の「わくわくオカルト短歌」に投稿したり、寺院で坐禅を組みながら瞑想したり、マウスを左手に持ち替えたり、大トロを左手で食べたり・・という荒業も無意味ではないかもしれませんが、私は「デザイン思考」がおすすめです。


デザイン思考とは

デザイン思考とは人間を理解するという、いわば「人間中心思考」に通じています。マーケティングに応用すれば「広告を制作する」のではなく「顧客を理解する」と考えれば、良いと思います。プロトタイプ>テスト>改善、を繰り返すこと。一気に満足のいく完成形を目指すのではなく、顧客の反応を観察しながら、小さな失敗を繰り返して完成度を高めることが重要になります。

最近ではこの「デザイン思考」という言葉をよく書店で見かけるようになり、デザイン思考疲れ(笑)というものまで存在するらしいですが、「直感」を信じてあまり深く考えずにサクッと「プロトタイプ」を作ることから始めてみましょう。


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