MBA奨学金と教育訓練給付制度
MBA取得に向けて社会人が利用可能な金銭的な支援は大きく分けて2種類存在します。1つはビジネススクールが独自に提供する《奨学金》であり、もう1つは厚生労働省が実施する《専門実践教育訓練給付金》となります。
奨学金については、免除型、給付型、返還型の3種類が存在し、免除型はその文字の通り全額もしくは一部が免除(減額)されるもので、入学選考時(入学前)に決定されます。給付型は一旦授業料全額をビジネススクールに納入後、入試もしくは入学後の成績に応じて一部が給付(還付)されるというスタイルの奨学金で欧米で一般的です。そして返還型は、学費の全額もしくは一部の納入を在学中は免除するが、卒業後一定期間内に支払うという後払い方式(出世払い)となり、特にこれは授業料が高額な米国では長期に渡って教育ローンを背負うことになるという点で社会問題化されています。
専門実践教育訓練給付金については、MBAプログラムなど実践的な教育を行う教育機関で学び直しを行う社会人を対象とした金銭的な支援制度となります。もちろん受給に際しては、入学前、在学中、修了後、に必要な手続きと条件(雇用保険の支払期間や過去の受給時期など)がありますが、最大で112万円の給付が行われるという画期的な制度です。ビジネススクールでの学び直しが普及した今日、この制度はMBA取得を目指す社会人、企業側にとっても人材育成の負担を軽減することに繋がる効果が期待されています。MBAスクールとしては、こうした期待に応えるより充実したカリキュラムと講師陣でマネジメント教育を追求していきます。
受給に際しての詳細