なぜMBAは帽子を投げるのか?
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About MBA
ここから2回の稿では、日本で学ぶMBAと海外で学ぶMBAって何が違うの?同じ学ぶのであればどっちが良いの?という疑問に答えます。今回は日本編です。まず、日本で学ぼうと海外で学ぼうと学ぶ内容は一緒だと思っています。なぜなら、ビジネスは万国共通だからです。もちろん、国や地域によってビジネスが置かれる環境は違います。ビジネスを取り巻く法律が違う。社員・経営者を含めて人間ですので文化の影響をもろに受けます。貧富の差もあります。社会インフラも違います。歴史も違います。確かに数え上げれば違いはキリがないくらいですが、それらはビジネスから言えば全てが制約条件に過ぎません。
これがビジネススクールで学んでいることです。このことに尽きます。ですので、ビジネスは 万国共通 と冒頭でお話ししました。つまり、学ぶ内容は日本も海外も一緒。違うのは、学ぶ内容でなく、教育環境だけです。どの環境を選ぶかが、国内で学ぶのか、海外で学ぶのかの選択の分かれ目です。
当たり前の話です。例え英語ができる人でも、日本語での理解力の方が上のはずです。筆者で言えば、同じ講義を受けたとして、英語の場合は30%くらい理解力が落ちると思います。
これは良し悪しです。欧米のビジネススクールの講師はまさに国際市場で戦っています。その競争の中で実力値がアップしていきますので、教える能力は高いです。日本人講師は例にもれずガラパゴス化した日本の教育制度の中で、安住して平和に暮らせますので、競争環境に置かれていません。結果、もちろん例外の講師も多くて一般論になってしまいますが、教員の質に差が出てしまいます。ただし、日本人講師は日本のビジネスに習熟しています。また、日本人学生のメンタリティーが良く判るので、とてもきめ細かな指導ができます。ですので、学生の講師に対する満足度はとても高いです。
これも良し悪しです。身近な日本企業の日本的経営に関して学ばないと自分の会社に戻って使えない。確かにその通りです。ただし、これは狭い見方です。ビジネスは万国共通ですので、世界スタンダードでの勉学が必要なのにも拘らず、と言った但し書きが付きます。また、海外企業の日本語ケースは極めて少ないです。さらに、このシリーズのどこかでも既にお話ししましたが、日本企業のケースも少ないです。つまり、日本語で学んでいる限りは、ケースの量と質に大きな制約があるというのが事実です。これは、日本のビジネススクールで学ぶ、最大のデメリットです。
これは日本で学ぶとても大きな理由です。名古屋商科大学院も含めて多くの大学院が、勤めながらMBAを学べるコースを提供しています。これは世界的な潮流でもあります。ですが、海外で学ぼうとすれば必然的に会社を辞めて、学ぶ間は無給で過ごさねばなりません。これが、日本のビジネスススクールで学ぶ、最大のメリットです。
MBAの勉学は、家族に大きな負担をかけます。経済的面もあるのですが、時間的負担が大きいです。多くの学生は妻子(もしくは旦那子供)がいます。妻子に対して「2年間は家族サービスができない」と理解を得る必要があります。でも、少なくとも日本にいて勉強していれば、サービスゼロという事態は避けられます。海外に単身で行った筆者は2年間音信不通に近かったです。帰国したら小さかった子供に長い間人見知りされてしまいました。
このようにお話しすると、日本で学ぶか海外で学ぶかの選択は、学ぶ内容でなく、学ぶ環境の課題だということが理解できたと思います。今回お話ししたことを裏返すと、海外で学ぶ利点になるのですが、実はそれ以上のプラスアルファが多いです。最終的には、できれば海外で学ぼう!という結論になるのですが、次回続きで。
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