MBAとポケモンGoとの両立

日本では大学とポケモンGoとの両立が問題視？されている様ですが、ケースメソッドの総本山として有名なハーバードビジネススクール（HBS）。今、ポケスポットとしても人気を博しています。といってもキャンパスゲートでのセキュリティがとても厳しいので、なかなか内部に入ることは容易ではありませんが、今回ビジネススクールの教員向けのセッションで参加して、その恩恵に預かることができました。

HBSの代表的な教室の1つであり、多くの社会人教育やMBAプログラムが実施されている「ALDRICH」の庭にはモニュメントが配置されており、それぞれが魅力的なポケスポットです。深夜にもかかわらず、ルアーモジュールを誰かが使用してくれたおかげで、その辺りにいるとモンスターがせっせと訪問してくれています。

重要なのは、このHBSのキャンパスは学修と生活が一体となっている点です。ほぼ全てのMBA学生や社会人はプログラムへの参加中、キャンパス内の寮（ホテルといっても過言ではないかもしれません）で生活することになり、さらには早朝から「Living Group」なる自習グループワークを行うことになります。

しかも、グループリーダーとしての役割が大学からランダムに指定されるので、徹夜してでもケースを読み込んでこないと、えらいことになります。幸いにも、キャンパス内には24時間の警備が用意されており、予習に疲れた多くの参加者が、深夜にもかかわらず気分転換に散歩したり、ランニングしたり、モンスターを探したりしています。

Written by

栗本博行

神戸大学経営学部卒業後、大阪大学経済学研究科にて修士/博士（経済学）を取得。製品開発戦略を主な研究対象とし、規格競争分析に関する論文を多領域に亘って執筆。近年は事業継承に関する研究に取り組む（事業承継学会理事）。ビジネススクールではEMBA/MBAプログラムの立ち上げから運営まで幅広く携わる。

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