《MBA動画》ケースで学ぶ企業再生《MBA》
どこかで見たことのあるタイトルですが、そろそろ真面目な記事を書かなないと怒られそうなので、自我を消し去って理性のみで書いてみたいと思います。今、ボストンのハーバードビジネススクールでケースメソッドのトレーニングセッションの様子を見に来ているのです(Hello, Again、キャンパスのウサギさん!)。去年もこの時期にそんな記事を書いてませんでしたか?というご指摘の通り、何度も来ていますがその都度、新しい発見があるものです。今年も本学からはイケてる3人の教員が参加しています、あともう二日、みんな頑張れ!
1908年に創立されたこのビジネススクールは昔からある伝統校の一つで、と同時にケースメソッドによるリーダ教育の総本山でもあります。ハーバードのイメージはどうしても経営者層=ELT(Executive Leadership Team)を対象としたマネジメント教育ですが、今最も多くの教員を抱えている領域は「アントレプレナー」なのです。何かのコンサートのごとく拳を振り上げて起業決起集会を行なっているわけではありません。起業家が直面したビジネスシーンを元にしたケースを題材に「あなたがもしこの状況におかれたらどう決断する?」という思考訓練を通じてリーダーとしての姿勢を高めているのです。
私達もハーバードビジネスパブリッシングとの協定の下で、アントレプレナー育成に必要な200タイトルのケース翻訳に取り掛かっています(年内完成予定)。日本ではまだ貴重な起業家育成のためのケースを全て日本語翻訳していきますので、ぜひともお楽しみに!