ネット記事で「MBAは役立つ/役立たないのウソホント」的な記事をちらほら見かけますが、結論から先に「万人向けのMBA教育は存在しない」とだけ申し上げておきましょう。MBA教育とは薬と同様にとんでもない種類が存在し、それぞれ「副作用」も存在すれば「過剰摂取」も危険です。使い方を間違えれば本来の効果も逆効果となることでしょう。
MBAとはリーダー教育であり、組織でどういったリーダーシップを発揮する自分になりたいか?というイメージすら持ち合わせていない人にはお薦めしません。まさに理想と現実のギャップに苦悩している次世代リーダーの学びの場です。
という前提で「MBAは役に立つのか?」について本音でお話ししましょう。私は自分とMBAスクールとの相性次第だと考えています、もちろんMBA不要論もあったほうが健全だとは思いますが、否定論者の多くはMBAスクールの選択を間違えた体験談(少数事例)から「MBA否定派」であることが多く、MBA教育そのものを否定している記事は少数派です。
- 仕事を辞める/仕事しながら
- 国際認証校/地元認証校
- 国内/国外
- EMBA/MBA/MSc
- 週末/夜間/平日
- ケースメソッド/座学講義
- 日本語/英語
- 本科/単科
- 自費参加/会社派遣
- 対面/オンライン
上記のようにMBAスクールにはいくつかの選択肢が存在します。これらの要素を網羅的に検討し、さらに卒業生の活躍度合いとしてのMBAランキングを参考にチョイスすれば、後悔することも減るでしょう。たまたま知っている大学のMBAを・・・というのがもっとも危険なパターンです。「知っている大学」=「自分に合う」という構図は社会人大学院では皆無なので、慎重に選択する必要があります。