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《連載コラム》部長を辞めて教授になったMBA⑥:捨てる神と拾う神

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悶々とする日々
山口さんは少し考え込んだような様子を見せた後、諭すように返答してくれました。そして、それは私の予想に反する意外な答えでした。「加藤くん、本気で留学することを考えているのかね。そうであれば、今の会社での色々なことは諦めた方がいい。」つまり、現在会社で手にしていることは手離して、留学に専念しなさい。若しくは、どちらか一本にしなさいという意味でした。私はてっきり留学を反対されるか、それとも両方とも(会社の業務も留学準備も)頑張りなさいと社交辞令的な返答をされるのかと予想していました。というか、今になって考えるとそう言われたい何やら甘えのような気持ちがあったのかもしれません。あまりにきっぱりと言い切られたその答えに、それ以降はその話題を避けて別の話をしたと記憶しています。ただ、この時のこの言葉は、後でショッキングな出来事に繋がっているとは、この時点では全く気が付きませんでした。

同期入社の横並び意識
当時のDDI同期入社は120名くらいで、新人研修の後、様々な部署に配属になっていました。会社組織のいたるところに同期入社の仲間がいるという環境はとても心強いものでした。部署を跨る仕事を上司から指示されると、まずは問い合わせ先部署の同期に部署内の誰にお願いすれば良いか、誰がキーマンかを事前に聞くことができます。これは仕事を進めるネットワークとしてはかなり役立ちます。同時に同期入社同士は仲間意識というか横並び意識が強く、部署の仲間で飲み会を企画したり、旅行に行ったりと、まるで学生サークルの延長のような楽しい雰囲気につつまれていました。新卒者にとっては、いわゆる居心地の良い職場であったわけです。しかし、こんな和気あいあいとした関係も7・8年目から微妙に崩れ始めます。

後ろから背中を押される出来事
DDIでは、毎年度6月頃に昇進昇格の辞令が渡されることになっていました。新卒入社から7・8年経つと、昇進昇格に差が出てきます。たまたま気の合う上司の下に配属されたりすると同期より1年早く昇格したり、逆にそうでないと遅れたりします。横並びの和気あいあい関係も徐々に崩れ始めるのです。それでも、始末書を書くような失敗をしたり、健康を害して長期で欠勤するなど、本人に特別な欠点が無い限り、昇進昇格でそれほど大きな差は付きにくい慣例でした。
ある日、直属の上司で部長である杉山さん(仮名)から談話室に誘われました。杉山さんはSONYからの出向者で、入社当時上司として一時お世話になった方でした。温厚で優しい雰囲気の方で、学生時代は慶応の応援部で声を張り上げていたとは思えないもの静かなタイプの方でした。その頃、私は横浜支店から本社に異動になっていました。本社のタバコの匂いが漏れる談話室で、杉山さんは言いにくそうに話し始めました。「加藤くん、実は予め耳に入れておきたいんだが、今度の6月の辞令発表で、君の名前は無いようなんだ」・・・。続きは次回のコラムにて。To be continued. Stay Tuned…

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