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ヤギさん伝説の真相《2》

#ケース #mba #アサイメント #ヤギ

MBA教育で使用されるケースは参加者に事前に配布され、同時にアサイメント(ケースクエッション)が課されます。ケースクエッションを考察する際には、ケースに記載された事実のみを共通情報として利用し、そこからの議論展開は自由ですし、正解も不正解もありません。

Q1)なぜヤギがお手紙を書けたのか?

この素朴かつ本質的な疑問こそが、この歌に秘められた秘密を解く手がかりであると考えられます。うっかりすると主人公は「山羊」と勘違いしてしまいそうですが、歌詞をよく見てみるとヤギ「さん」からお手紙、となっていることに注目しましょう。もし哺乳類としての山羊を指しているのであれば明らかに敬称としての「さん」は不要であり、黒ヤギからお手紙〜♪となるべきです。したがって、敬称をつけるべき相手としての人物を指している事は自明であり、「八木さん」であろうと合理的に推定されます。

このことを更に確定付ける根拠としては、このケースに登場するヤギさんが、互いを「黒ヤギ」と「白ヤギ」と呼び合っている点です。この状況から察するに、この二人は過去に同じ中学もしくは高校でのクラスメイトであった可能性が高いと思われます。なぜなら、もしクラス内に同姓の八木さんが2人在籍していた場合、クラス内で両者を識別する方法はフルネームで呼び合うか、もしくは何らかの「あだ名」で呼ばれることになります。恐らく、色黒の八木さんが「黒ヤギ」、色白の八木さんは「白ヤギ」としての愛称で呼ばれていたことを懐かしんで、卒業後も互いに冗談で呼び合っているのでしょう。

次回は、なぜこれほどまで2人が「手紙」に拘るのか?についてMBA的に考えたいと思います。


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