AACSB - ビジネススクール国際認証 1/3

AACSBと聞くとビジネススクール関係者は誰でも「ビクッ」とします。AACSBはあのハーバード、スタンフォード、ロンドンビジネススクールに対しても5年毎に審査を行い、平然と改善要求を行う団体です。そのAACSB国際認証機関が年に1回、International Conference and Annual Meeting（ICAM）という年次総会を実施するので、私も参加しています。ICAMの毎回開催場所は毎年異なり、シカゴ、マイアミ（ビーチではありません）、ボストン、ヒューストン、そして来年はハワイ（ワイキキビーチは近いと思います）

日本からも数校ですが、ビジネススクールの関係者がAACSBの会議に参加しており、偶然にも成田空港でヒューストン行きの出発ゲートの前で別の参加者の先生とお会いしました。もちろん話題はどの学校がAACSB認証取得にチャレンジしているか？などという下世話な話題ではありません。最近は外国人の入国審査が厳しく「ESTA」は事前に印刷していないと入国できないかもしれない。という入国審査に関する話題です。それくらい、AACSBに関する仕事をしていると「審査」というキーワードに過敏になります（笑）

そして、次なる話題はNASA（アメリカ航空宇宙局）はAACSBの会場から近いのか？遠いのか？という議論です。GoogleMapで検索すると、AACSB会場のダウンタウンから車で29分。行けない距離ではないが、行く時間はあるのか微妙というラインです（笑）ただ、私の将来の夢はパイロット（中学）で、その次は天文学者（高校）。大学で経営学部に進学しても、宇宙論や素粒子論の講義ばかり受講していて指導教官に「卒業する気ある？」と言われたのを思い出しました。NASAとエリア51（気にしないで下さい）は是非機会を見つけて行きます。

さて、AACSBが掲げるICAM2017のテーマは「Accelerating Transformation」要は、ビジネススクール変革を急げ！っ、て事です。明日から頑張ります。

Written by

栗本博行

大阪大学にて博士（経済学）を取得。消費者行動分析を中心とした経営戦略に関する論文を多数執筆し、近年は事業継承に関する研究やケース開発に取り組む。学内外でケースメソッドのFDを多数実施しながら、国際認証（AMBA）アジア諮問委員、事業承継学会常務理事を務める。