あけましておめでとうございます!
年末年始にまとまった時間が確保できたので、私はオーディオのチューニングに時間を費やすことが出来ました。オーディオの世界はMBAの世界の様に奥が深く、同時に選択肢が多い大海原であります。年末は英語MBAのカリキュラム策定に集中しすぎて、左スピーカの高音部からのノイズの除去作業を放置していました。今回、私が用意したのは三種の神器、ノイズ対策品の電源ケーブル《直径2cm》、理論上周囲の電気ノイズの影響を受けないS/PDIFケーブル《ガラスコア》、そしてフェライトコア《TDK製》。これでダメならクリーン電源の購入も辞さない体制で、徹底的に配線周りを見直しました。
そんな作業をしている中、興味深いランキングを発見しましたのでご紹介します。ランキングといっても当然のことながらMBAのではありません。題して、ヘッドフォンの定量的ランキングです。
Tips:光はその進行方向と垂直方向に対して電場と磁場を90度交差させながら発生させますが、周囲の電源ケーブルが生み出す電界や磁界による影響は受けません。影響を受けるとすれば、重力による空間の歪みの影響ですが、幸か不幸か私の部屋には空間にひずみを起こすような大量の金塊はありません。
このランキングは市販の3,000にもおよぶヘッドフォンを対象にして、TIME誌が専門誌の評論家の評価点と、性能や機能などの評価点を総合して100点満点となるように数値化したものです。その結果として提示されたランキングが示すのは、なんと売れ筋の製品が必ずしも高評価を得ていないという事実。かの有名なBeatsやBoseはこのランキングでは「音とは呼べない」以下に分類さています...汗。
http://time.com/74886/best-headphones/
そしてこのランキングは、以下の文章で締めくくられています。
資金繰りが苦しいならソニーやビクターの製品が良いですが、オーディオの喜びに新しい一歩を踏み出したい方は、1位〜3位に挙げたブランド(Shure、Grado、Klipsch)から始めなければなりません。
消費者は製品の選択行動においていわゆる「製品品質」以外の部分によって行動しているという点が見えてきます。一体なぜ多くの消費者がBeatsやBoseを購入するのか?それは「広告や雑誌で見た」、「知っているブランド」、「色が可愛い」、「商品が目に止まった」といった理由で購入に至っているのではないでしょうか?
1位〜3位にランクインしたブランドの商品はどれもAMAZONで入手可能な商品であり、特殊な商品ではありません。裏を返せば、私たちの消費行動は品質よりも企業の広告活動によって左右されているのが現実で、極論を言うと「よく知らないブランド」=「品質が低い」と考えてしまうのです。ブランドではなく品質で選択する、そんな分かりきった事ではありますが、いざ実行するには無意識のうちに自分の中に出来上がったブランドに対する偏見(固定概念)と向き合わなければなりません。さあ、できますか?
まさかの続編ページ 電気信号か?それとも光信号か?