ジェダイとシスの後継者育成《MBA編》

ヨーダは弟子のデューク伯爵、オビワンは弟子のアナキン、ルークは弟子のベンの育成においてことごとく失敗し、全員がダークサイドに転向してしまっています。ジェダイマスターよもっとしっかりしろ！と言いたいところですが、MBA的な視点でジェダイの後継者育成の問題点を指摘するならば、世代間に生じる「リーダーシップスタイルの違い」をあまり認めない点でしょう。

修行期間は徹底的に師匠を見て学べ、という後継者育成スタイルは一子相伝的な伝統芸能の世界においてはよく用いられる手法ですが、あまりやりすぎると後継者の反発を招く事になります。特に新卒採用者よりも多くの経験を外部で既に得ている中途採用者（アナキン）の場合は、その傾向になるでしょう。その観点でヨーダはアナキンを見て「既に育ちすぎている」と感じたのかもしれませんが、少子化時代においてはそんな新卒の純粋培養ばかりで幹部候補まで育成できません。

このようにジェダイは新卒採用研修が中心で、ある程度経験を積んだアナキンのような中途採用者の育成においては苦手と思われる一方で、シス（ダークサイド）はライバル企業からのヘッドハンティングとその育成に極めて長けているように感じます。

このような、ジェダイとシスのどちらが人材育成において優れているのか、について対談する機会がありました。続きは、その取材記事が掲載されたらご紹介します....