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《大阪》製薬・医療ネットワーク部会がオンラインにて開催されました

製薬医療ネットワーク #製薬・医療ネットワーク部会 #長沢雄次 #ネットワーク

《オンライン開催》 製薬・医療ネットワーク部会

2020年9月5日(日)大阪校オンラインスタジオにて、第21回製薬・医療ネットワーク部会が開催されました。製薬・医療ネットワークでは、参加者の従事する業務課題や取り組みについて発表後、担当教員である長沢先生によるディスカッションにて発表内容や課題について理解を深めていく性質上、2014年度の本ネットワーク設立時から対面開催をしていましたが、長引く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を鑑みて名古屋校オンライン開催に続き、大阪校では初のオンライン開催となりました。


世界中のありとあらゆる業界に影響を及ぼしているパンデミック、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、もちろん医療業界においても様々な影響が出ている様子です。製薬・医療ネットワークには、医療関係者の受講生が多数所属しています。そんな医療業界の中でも今回は製薬会社に特化し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により起こった様々な変化について話し合いが行われました。テーマは、「医療の拡大とこれからの製薬業界を考える」です。




コロナにより医療業界において最も大きな課題は、「デジタル化が進まない」ことでした。他業界では、withコロナによりデジタル化が進み、オフィスの削減やペーパーレスが進んでいる中、オンラインでは医療を超えたサポートが出来ないという壁がオンラインとFace to Faceで行う業務バランスが難しい様子です。但し、withコロナによって課題だけでなく、改善された医療面もありました。それは、過剰な検査をする患者が軽減され、医療費削減に繋がっているということです。また、慢性疾患など抗がん剤薬品を中心に提供している製薬会社については、コロナの影響がほとんど無いといった事例もありました。このように、多数の課題が浮き彫りになる中で、どの製薬会社も薬剤を提供するだけで機関ではなく、「その場その場の状況に合わせた薬剤に加えた情報提供が出来ないと企業は生き残れない」と気づきがりました。また、いつの時点に課題解決の目標を置くかによって解決方法大きく変わるため、先見の明が必要だと言えそうです。次回は、医療業界全体の「コロナにより日本の医療問題が顕在化」をテーマに考えていきます。

製薬・医療ネットワークとは

製薬・医療ネットワークの参加者は、ヘルスケア業界に従事する方に加えて、コンサル、製造、流通、サービス業の方々など、幅広い業界の方々が参加されています。様々な業界、職種の方との討論は、ヘルスケア業界の方にとっても、他業界の考え方に触れることで新たな発想や気づきが得られ、在学中だけでなく修了後も続く相互交流やネットワークの構築、学びの場として利用されています。

長沢雄次教授について
東京大学工学部卒業後、日商岩井株式会社入社。情報通信システム開発プロジェクトに従事。米国ハーバード大学経営大学院修士課程修了(MBA)後、本社経営企画部にて全社経営戦略策定業務に従事、更に通信事業部ニューメディア課長として情報通信&マルチメディア分野の営業第一線で活躍。ニフティ株式会社にてインターネットビジネスの戦略的展開に従事した後、ソフトバンク株式会社入社。ジオシティーズ株式会社COO,カーポイント株式会社副社長として、インターネット事業立ち上げを指揮。その後プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント株式会社ダイレクターとして情報通信・メディア・エンタテイメント企業の経営コンサルティング従事。サンケイリビング新聞の資本参加を得て女性市場向けのマーケティングサービスを提供する株式会社ライブリッジを起業。その後ITベンチャー株式会社テック・インデックス社長としてベンチャー最前線で活躍し、現在、名古屋商科大学大学院教授。大学院ではベンチャー経営、経営戦略、マーケティングの分野を担当し、「戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会」の設立や、ヘルスケアMBAの策定も行う。