MBA説明会で聞かれる印象的な質問は「MBA受験前に予備校に行くべきか?」という内容、あまり語られる機会がないので少し解説しましょう。まず、多くのMBAの入試が以下の3つの要素で決定しています。数字は比重ですのでビジネススクールによって変化しますが、インタビュー(面接)が最も大きな割合を占めるのはほぼ共通しています。いかに課題エッセイが素晴らしくても面接が微妙であれば残念な結果になるのは就職/転職採用面接と同様ですね。そして採用面接で行われるSPIのような試験として経営大学院にはGMAT(R)と呼ばれるものが存在します。国内で課されるケースは少数ですが、欧米MBAではGMATスコアの提出が必要になる場合が多く、足切り用もしくは奨学金決定用として用いられます。したがって、結論としては「インタビュー対策」が要となります。その対策方法は明確でして、そのスクールの教育方針と教育課程を理解するために説明会や個別相談に参加すること。私の感触では、個別相談=面接対策になります。
- 職務経歴書(20%)
- 課題エッセイ(20%)
- インタビュー(60%)
- GMAT(オプション)
ちなみに、GMATスコアは以下の条件で3つの能力(英語力、数学的能力、分析的思考力)を測定することを目的としており、ある程度の受験回数で得点上昇を狙うことが可能とされています。
- 13歳以上
- 生涯の受験回数が8回以内
- 1年の受験回数が5回以内
- 前回の受験から31日が過ぎている