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MBAとは崇拝の対象か?

#MBA #経営学

今回は、唯一神「MBA」を崇拝すればキャリアが救われるとかそういう話ではありません(笑)また、この絵を離れて見ると何か御神体が浮かび上がっては来るわけでもありません。

MBAが扱う「経営学」という領域は社会科学に属し、その時代の産業のキープレイヤー(今なら、AGFA(Apple, Google, Facebook, Amazon)の事例をあの手この手で理論化/形式化することを試み、長年かけて多くの経営理論を考案してきました。しかしながら社会科学は自然科学のように再現性を追求することが困難な学問ですので、経営理論は互いに共通する部分もあれば矛盾する場合もあり、私の師匠曰く「経営学はいわば寄木細工」の様相を呈しています。

自然界の基本的な力(電磁気力、弱い力、強い力、重力)を大統一理論として美しい方程式で表現し、宇宙の起源に迫ることが究極の目標である自然科学に対する嫉妬がないと言えば嘘になりますが、分析対象が時間とともに変化し続ける社会科学において、企業経営に関する究極理論は未だ発見されていませんし、そもそも存在するとも思えません。

こう考えると自然科学=一神教、社会科学=多神教と表現することもできます。一神教的な学問は全能な神(完璧な理論)の存在を求めますが、多神教的な学問では役割ごとに専門神(専門的な理論)が存在する分業体制です。ここで興味深いのは宗教学者によると、多神教といえども主要な神は三神(祭祀、戦士、生産者)だとか。マギル大学のミンツバーグ教授も経営者が重視すべきは、アート(直感)、クラフト(経験)、サイエンス(分析)の3つと指摘し、アート=祭祀、クラフト=戦士、サイエンス=生産者、と対応しています。MBAを崇拝する必要はありませんが、MBA教育が追求すべきはこの三神との対話といえるでしょう。


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